2008年9月2日火曜日

福田首相の辞任

昨日、福田首相が突然辞任した。
辞任表明では「国民目線で」という言葉を繰り返し使っていたが、本当にどうしてこんなにむなしく響くのだろう。

「政治小国ニッポン!」「永田町の常識は世間の非常識!」こんな言葉はみんな知っている。
政治家は嘘をつく人たちで善人はほとんどいないだろうということも常識になっている。
それなのにどうして変革が起こらないのだろう?

「それなりに国民が幸福だから」「これが日本人の気質だから」そんな言葉が浮かんでくる。

ガソリン価格が1.5倍になった。異常である。
しかし、日本国民はプリウスの購入を検討しながら、1円安いガソリンスタンドに行列を作るだけである。

ガソリンの価格のおよそ半分はガソリン税(道路特定財源となる)。
「道路特定財源」はその他にも自動車取得税、軽油引取税、自動車重量税が財源になる。

道路・道路・道路・道路・道路・道路・・・

これこそ異常である。


もちろん「道路」建設が少なくなれば、困る人もいるだろうが、他の人たちも困っている。
なぜ「道路」だけが保護されるのかといえば、政治家にとって「票」になるから。

おかしな話である。


日本は高度な付加価値産業に特化した技術立国というのであれば、IT産業とかが保護される政策を行うと、政治家の「票」になるという風でなければならない。


「いつまでも土木・・・ずっと道路・・・の政治小国ニッポン」
「ふんぞり返ったおじいさんが偉い国ニッポン」


本当の意味で「国民目線」の政治家を選出しなければならない。
キムタクは立候補しないのか?

2008年8月30日土曜日

webスクール

「ホームルームがあるインターネット塾」という電車の中吊りをみて、とても興味を持った。
「ウィザス」という名前を記憶して家で検索してみると、第一ゼミナールという大阪の塾であることがわかった。なんと高等学校まで開設している。さらに受験勉強のときお世話になった通信添削のZ会とも資本・業務提携したらしい。
webの可能性を信じるものとしてはなんとも頑張って欲しいものだ。

さて、多少斜陽の感があるスクールビジネスだが、どうしてあんなに高額なのだろうか?
webサービスを利用すればどう考えても1/2くらいの価格に抑えることができるのではないだろうか?

あの無料インターネットテレビ電話”SKYPE”をインフラとして使ったweb英会話スクールは気になる。
フィリピン人を講師として格安サービスを展開する「英語でしゃべり隊」、「レアジョブ」という代表的サービスがあるが、正直なところ英語は英語圏の人に教えてもらいたいものだ。
その点「カフェトーク」「グローバルマイルーム」は英語圏の講師が多く、実際のレッスンもECCレベル程度あり、まあこのあたりに頑張ってもらいたいと思う。

2008年8月29日金曜日

webとメディア

昨日、いつも聞いているポッドキャスト番組(くりらじテクノロジーニュース)でOhmyNewsの大規模リストラについて知った。
韓国での前評判、孫正義社長の出資、市民記者という仕組み・・・正直に言って大変期待していました。
マスメディアとはいかに不公平なメディアであるということを知っていたので、今回の報道は大変残念です。
ただ、くりらじテクノロジーニュースによると、結局オーマイニュースの社内はマスメディア体質だったということ。
それならしょうがない。そう思うしかない。

私は、世の中のピラミッド構造、そして、権力が集中したところから発信される情報を、フラットで公平な情報に変えていきたい。

オーマイニュースのような偽者ではなく、本当の市民記者(?)の記事を適切に掲載できるメディアはきっと近い将来に誕生する。
私達はwebというフラットな道具を手にしているのだから。

2008年8月27日水曜日

はじめに

 私がwebの可能性に強く惹かれたのは1995年だった。
私は文系の大学出身のサラリーマンなので、技術的なことは語れないが
一般人が情報を発信して、有機的に繋がっていく・・・その先にあるものは・・・
「その先」を考えることはとても楽しく、私には現在は産業革命以来の世の中の大きな変革期に思えてならなかった。

 そして、2008年8月現在のwebの状況といえば、私の想像以上の発展があった部分と、遅々として発展しない部分が混在している状況だろうか。
発展していない部分の多くは、webを自分の都合のいい道具にしようとしている権力、既存メディアに妨害されているということか。

 私もサラリーマンであるから、家庭を持つ一市民の考えとは別に、組織に属する人間の考えを併せ持っているので、理解できないことはない。既得権を守ろうとするのは当然である。

だが、webによる自由化の流れを止めることはできないだろう。

最近ではgoogleのStreetViewが大変な物議を醸しているが、結局googleの勝利に終わるように。